小野田坂道、高校3年生最後のインターハイ2日目が波乱の幕開けを迎える。総北のエース今泉俊輔は本来の調子を出せず、そこへ怒涛のように不運が重なり、先頭集団から徐々に遅れていく。リタイアすら決心しかけたそのとき、今泉の目に飛び込んできたのは、たった1足の靴下だった。その小さなものに込められた、キャプテン小野田坂道の決断の真意と真髄がついに明らかになる。一方、先頭付近では選抜チームの杉元照文が箱根学園に食らいついていくが、まさかの人物に名を呼ばれて――。熱き2日目、それぞれの物語が動き出す。