凍てついた世界で燃え続けた復讐譚が、ついに終幕へと向かう最終第8巻。救世主として担がれ、映画という虚構に人生を捧げてきたアグニと、彼を取り巻く者たちの運命が交差する。復讐の炎はとうに意味を失い、残されたのは「なぜ生きるのか」というむき出しの問いだけ。テナとの約束、ドマの妄執、そして雪と氷に閉ざされた世界そのものが、最後の答えを求めてアグニに突きつけられる。藤本タツキが放つ衝撃のデビュー長編、その到達点。